泊まることでバリ島の環境を守る世界一エコなホテル

2019年9月、大人のリゾート地として有名なバリ島ウブドに、エコホテル「Mana Earthly Paradise」オープン。

日本国内も地域創生の流れで、多様な地域で多くの観光ツアーが生まれている。多くの観光客が訪れることで地域の経済を潤す。しかし、その一方で知らず知らずのうちに、その地域の環境を壊すことに寄与してしまうこともある。

例えば、バリ島のリゾートホテルが使用する1日の水の量は、観光客一人当たり2,500L。地元の人が使う水の量は180L。農業を営む地域において、山からの水はいのちづな。リゾートホテルの建設は、一部への経済効果はあっても、その影には経済効果どころか、水を十分に使えず田んぼをたたんでしまう人もいる。

例えば、観光客1人が1日に廃棄するごみの量は4Kg。一方、地元の人が廃棄するごみの量は0.7Kg。

バリ島に滞在することが、バリ島の社会課題の一部になるのではなく解決策になる、それがMana Earthly Paradise の特徴。

では、どのようなエコホテルなのか?Mana Earthly Paradiseをよく知る筆者が、次回の記事で詳しく紹介します。

Ako

岡山県出身。動物が大好き、自然の中にいるのが大好き。 2007年から5年間、日本の大学でLife science実験を教え、 2012年からJICA青年海外協力隊として中米コスタリカでEducation for Sustinable Development(ESD)プログラム開発・実施。 帰国後、環境省のESD全国事業に携わる。 2019年より、大好きなバリ島に拠点を移し、NGO職員として教育事業をライフワークとしている。バリ島の暮らしも、時々発信。